ポリネシアン連鎖

「blog」という言葉を知り、いろいろ調べてみたのはワリと最近であった。blogというものの生い立ちからすると随分と流行遅れで恥ずかしいのだが、およそ自分には関係のないことという意識が知ろうという行為に繋がらなかったのは事実である。とはいうものの、知ったおかげで自サイトをブログシステム(Movable Type)で構築するという結果に至ったわけで、一見自分には無縁そうなことも知っておく必要はあるもんだ、と改心している今日この頃。

するとblogに続いてよく聞く言葉で興味を持ったのは「Wiki」であった。Wiki‥この言葉を聞いて最初に想像したのは、横浜にあるポリネシアンバー&レストラン TIKI TIKIだ。TVKテレビでCMを見たことがある人なら読み方はわかってもらえると思う、さぁ皆さん外人風でご一緒に!「ティキ・ティキ〜!!」

‥ええと(笑)、Wikiとは「サーバサイドのHTMLエディタ」?エディタというとちょっと違うような。「フォームからの投稿でWebページを自動生成」てなところだろうか。この点だけピックアップするとブログシステムとの違いがわからないが、できあがるコンテンツの内容・性格で使われ方が変わってくるようだ。

blogは日々記事が追加されるようなコンテンツ、日本では「日記として使え」と紹介されることも多いようだが、そんな類のサイト構築に適している。対してWikiは不変的なページ・以降変わりようのないデータを示したりとか、辞典のようなページを中心とするサイト(Wikipediaなんかがその最たる使われ方)の構築に適しているようだ。

また管理者/閲覧者という関係も微妙に違う。blogは、管理者は基本的に特定個人一人(または特定グループなど)で、閲覧者はその個人の記事に対しコメントや、blog運営者ならトラックバックといった形で補助的に参加。対してWikiは閲覧者も管理者として参加でき、固定的なコンテンツを「みんなで作りあげる」感じ、ではなかろうか。ただこれは私がなんとなく感じたイメージで、それぞれの用途でblog/Wikiのどちらを選んでもできないことはないだろう。利用者が使いやすいほうを選べば良いだけのことである。どちらも、コンテンツ管理の手間や敷居をなくし、コンテンツそのものの「質」をあげようとしているというのが伝わってきた。

で、調べてみて思ったのは、「やっぱり私の作るサイトにゃ無縁だなぁ」とか。MTも非標準的に使ってるからなぁ。HTMLもCSSもテキストエディタのみで作り、ファイル転送はFTPのほうが速くて楽チン、なんて未だにそういうシーンが圧倒的多数の私にとって、無理にそういったツールを使用する必要もない。何より「質」を求められても困るし(笑)。ただ、誰かのサイトの閲覧者という立場になった時や、友人たちと共同でサイトを作り上げるような機会があった場合、今後はそういったシステムで構築されたサイトに参加していく機会も増えていくんだろうな〜と思った。

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ところで、Wikiもハワイの言葉らしいので、即座に「ぁティキ・ティキぃ〜!!」と叫んでいることもあながち間違いではないようだ。いや叫ぶのは間違いか。上でワンポイントネタとして使おうとTIKI TIKIのことも調べたんだけど、もうWiki以上に気になって仕方がないよ!ぐるなびのページにあったお店の「プレゼント企画」、よくある印刷して使うクーポン券だが、TIKI TIKI横浜店の今日時点のものはこれ。

このクーポン券で人数分レイプレゼント!!
4名様以上のお客様限定です
他の割引券との併用は不可。

想像を絶するクーポン券だ。新宿のTIKI TIKIは「5000円コースを4000円で」と財布直結なクーポン券なのに‥横浜の客はニーズがひと味違う!?しかも「他の割引券との併用は不可」なので、金銭的割引をとるか、レイをとるかも迫られてるワケだ。私はかなり迷ったが、清水の舞台から飛び降りるつもりでレイをとることに決めた。そこまで決意表明するこたないんだけど。

Wikiを知ろうとしたおかげで、TIKI TIKI再発見というナイスネタをゲットできた。ありがとうWiki。これだ、これこそインターネットに求められる情報共有のカタチである。共有じゃないか。