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マナベル VS ストレッチマン!?
ストレッチマン 舞台裏リポート
(1998/05/17「あなたの声に答えます(NHK総合)」より)

(1998/5/18 作成)
 1998年5月17日、NHKの広報番組「あなたの声に答えます」でストレッチマンの舞台裏を紹介するという内容が放送されました。取材をするのは、平成9年度まで「このまちだいすき」の主人公・マナベルをつとめ、現在は「あなたの声に‥」の専属リポーターとしても活躍されている野地将年さん。「ストレッチマン」「このまちだいすき」両方のファン(=私とか)にとっては涙モノの企画。このページではその放送内容を紹介します。

  1. 放送前
     実は「あなたの声に答えます」の本企画について、放送前の4/25に製作スタッフの方から「5/10に放送する予定」といった連絡があった。「あなたの声に答えます」は毎週録画して見ていたが、3倍録画なので事前にわからなければ少々悲しいことになるところであった。連絡を下さったスタッフの方に大感謝すると共に、当ストレッチマン Fun PageやManavelous!、その他ETV関連掲示板などで本件を告知。
     しかし5/10の放送では「放送と人権等権利に関する委員会」を紹介するという特集が急遽決まり、「ストレッチマン舞台裏」は翌週の5/17に延期。このことについても5/8には連絡が入り、スタッフの方自らもETV関連掲示板でお知らせ&お詫びを述べられていた。万全のフォロー体制にあらためて感謝。そして5/17、念願の放送となった。

  2. おたより紹介&ストレッチマンの概要
     東京都文京区の さよう やすし 君(11歳)からの「グルグルパックンのストレッチマンというコーナーはどんな風に作っているのでしょうか。また怪人はどんな人が演じているのでしょうか」というおたよりに対し、「あなたのリポーター」野地将年さんが回答。ストレッチマン・平成8年度第16回のダイジェスト(BGMは「ゴーゴーストレッチマン」)をバックに、ストレッチマンを紹介。
    野地「このグルグルパックン、これは教育テレビで放送されている、養護学校に通う子供向けの番組なんです。このグルグルパックンの中に、ストレッチマンというコーナーがあるんです。
     このコーナーはストレッチマンという宇宙のヒーローが主人公。悪い怪人が学校を襲うと、宇宙の彼方からストレッチマンが子供たちを救いにやってきて、怪人をやっつけながら子供たちにストレッチ体操まで教えてしまうというストーリーなんです。」

    【一点凝視】
     野地リポーターの解説、普通ならサラッと聞き流してしまいがちの冒頭紹介文であるが、「番組紹介」みたいなページを作ったことのある私としてはなかなか聞き逃せないものであった。短く簡潔ながら、要点をおさえた見事な紹介。さすがプロの業。ここからいろいろ学べ俺!

  3. 舞台裏紹介 - 導入部
     ストレッチマンの紹介が終り、再びスタジオの映像へ。
    野地「この『ストレッチマン!』、製作の舞台裏をご紹介します。」

    【一点凝視】
     「ストレッチマン!」のところで、S字を描く決めポーズを演じる野地リポーター。「おぉ!マナベルがストレッチマンの真似を!!」ひそかに感動の涙をうかべる私。

  4. 舞台裏紹介 - 収録前日
     場面は変わってロケ先の映像へ。今回の取材先は東京都立村山養護学校。「おぉストレッチマンついに東京へ!」と驚きも束の間、野地リポーターが今回の怪人役・深沢光洋先生のもと(教室)を訪れる。深沢先生は怪人の衣装を製作中。そう、怪人の衣装は先生の手作りだったのだ。
    ナレーション「いままでストレッチマンが訪れたのは全国各地25の養護学校。そして悪役の怪人の正体は、実はそれぞれの学校の先生なのです。」
    (このナレーション時、スイトール、げんきつみオババ、オジャマオニきょうだい、なま・けるぞうはかせの映像が流れる)
    N「子供たちが興味をもってくれるか。恐がりすぎないか。深沢先生は子供たちの気持ちを考えながら作ってゆきます。
     そして今回は特別に野地君も一緒に怪人を演じることになりました。」
     手作りな上に、「恐がりすぎないか」なども考慮にいれているとは、あれでなかなか大変な衣装の製作。野地リポーターも手伝ってるな‥と思ったらナント共演とな!?

    【一点凝視】
     この収録前日のシーンで使われたBGM。曲名はわからないが、いかにも「このまち」で使われそうな曲であった。
     ちなみに今回撮影された内容はグルグルパックン第6回(6/22,24,29,7/1)に放送された。

  5. 舞台裏紹介 - 収録当日
     いよいよストレッチマンが参上!いつものS字決めポーズを決め、いきなり養護学校の皆とのストレッチ体操シーンになる。ストレッチマンの流れからすると「怪人との対決→今のうちにストレッチ」となるのだが、どうやら撮影では皆とのストレッチが先のようだ。今回の収録でのストレッチは椅子に座ってのもの。今年度は椅子を使ったストレッチが多い。
     ストレッチマンと子供たちが体育館でストレッチをするのを、入口外からこっそり覗く深沢先生と野地リポーター。二人共既に怪人のメイクをしていて、黒い全身タイツを着用。ここで子供たちの様子をうかがいながら、異様に喜ぶ深沢先生。子供たちがストレッチマンを喜んでいるのがうれしい、とのことだが、どうも先生がストレッチマンファンで、そこに居るのを喜んでいるという風に見えて仕方がない(笑)。

     ストレッチ体操が終り、怪人の衣装を着ていよいよ出番。
    野地「ひと暴れしますか!」
     深沢先生と野地リポーターが演じるのは、子供の体を固くしてしまうロボット怪人「ガチガッチン」1号と2号。プロの役者・野地リポーターの演技もさることながら、深沢先生も負けず劣らずノリノリだ。
     この後、ストレッチマンがロボを退治するシーンが流れ、収録シーンは終了。詳細は第6回を見てね、ということで割愛。

  6. 舞台裏紹介 - 収録後
     収録が終り、怪人ロボの衣装を脱いだ横で腰掛けながら、深沢先生に今日の感想をインタビュー。
    先生「僕としてはとっても楽しかったです。子供たちも喜んでくれて。最初覗いた時に、ストレッチマンと一緒にストレッチやってキャーキャー喜んでましたよね。それだけで良かったなあと思います。」
     やっぱりファンだったのネ先生(笑)。しかしそれがストレッチマンを盛り上げる大要因。また、そうはいいつつも子供第一な姿勢が大変好感の持てる良い先生であった。

     この後スタジオに戻り、グルグルパックンの放送曜日・時間の紹介とNHK大阪放送局へのおたより宛先を紹介して終了。

    【一点凝視】
     収録はかなりハードだったのか、インタビュー中野地リポーターはヘロヘロ。しかし全身タイツ姿&変なメイクでインタビューってのもすごい光景であった。が、ロボ抜け殻&中身はストレッチマン本放送では見れないであろう。価値ある映像であった。

  7. わたしも一言 (感想)
     「舞台裏」ということで、製作側やレギュラー出演者(宇仁菅真氏)への一言インタビューみたいなのもあるかと思ったのだがそれはなかった。もう少し突っ込んだ取材を期待していたが、まぁそれはマニアの欲というものか。
     何より、単なる取材にとどまらず野地将年さんがスペシャルゲストとしてストレッチマンに出演することになったのは嬉しい。粋なはからいをしてくれた「あなたの声に答えます」並びに「ストレッチマン」のスタッフに感謝してこの項了。

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