まだ、間に合う!!

私ゃ古い人間なので、いまだにハロウィンてのがいつ頃のお祭りなのか、そもそも何のお祭りなのかよくわかっていないんだけれども、どうやらそのハロウィンはそろそろ終了ということらしい。いままでオレンジだらけだったゲーセンのプライズコーナーは、次第に赤とか緑とか白とか、そういう色に変わってきた。サンタの帽子をかぶったリラックマとか、ツリー形の三角帽をはすにあつらえたまめゴマとか‥おいおい、まだ10月だってのに、もうクリスマッサーなのかよ!(何故に兄弟拳)。なんて、フモフモさん展2でも、近々発売されるクリスマスフモフモさんが展示されていたし、商戦的にはもうすっかりクリスマスといっていい時期なのネ。

バブル時期に青春時代をおくっている私なんかの世代にとっては、クリスマスといえば「恋人たちのイベンツ」という図式が完全にすりこまれている。クリスマス‥理想的なクリスマスってのは一体どういうものなのか。



12/24、その大切な夜は、恋人と二人きりで過ごす約束をしている。仕事を定時で切り上げれば待ち合わせには充分間に合う。しかし日中のミーティングで、急な仕事が入ってしまった。

『この件は年内に‥となると、どうしても今日中の対処が必要だ。大丈夫か?』

『はい、任せてください。』

自信満々に即答したものの、残業必至。既に定時はまわっており、彼女は待ち合わせの場所に向かってしまっている時間だ。まだ携帯も、ポケベルすらもない時代。連絡はとれない。時間を気にしながらノートパソコンを連打する。

【場面変わって都会の街中】

彼女は白い息を吐きながら手を温めたりしつつ、彼の到着を待ちわびている。もう約束の時間を1時間以上過ぎている。彼に何かあったのか‥?家に電話しても相変わらず留守番電話が無機質に応答するばかり。

「今日は逢えないの?」切ない表情であきらめ顔になる彼女。

【再び彼のオフィス】

『よし終わった!』ノートパソコン(ちなみにAX)の蓋を閉め、慌てながらオフィスを駆けて出る。都会の喧噪をコートを羽織りながら、そして右手には彼女へのクリスマスプレゼントを持って、彼女のもとへ走る‥

『まだ、間に合う!!』

【ここでおなじみのあの曲インサート→】♪にゃめはにょふゅけすゅぎゅぃにゅい〜(雨は夜更け過ぎに)



「くわっ、オレ山達激似」我に返ったポイントがモノマネだった(爆)。即席ストーリーなので情景描写とかイマイチだけど、まぁこんなドラマチックなシチュエーションを相手もないのに妄想しては、「間に合わねーんだよなー、そもそも待ってくんないだろ」なんてフテくされつつ、ホントに残業(しかも生活残業ネ)してた、あの頃が懐かしいであります。楽しい思い出も、苦い思い出も、若いウチしかできないんだよなぁ〜、なんてね。♪にっにょにににゃにょなにゅぅい〜(きっと君は来ない:ティアドロッピーなほどの激似締め)