今日は写真多いよ

連休も後半に突入、今日なんざはどこへ行くにも道路は大混雑の予想。天気も絶好の行楽日和だし、そんな時は電車でぶらりするしかない!と、今日はひさびさの電車ぶらり旅。前から行ってみたかった森下の「のらくろ館」へ行くことにした。今朝はさすがに早起きしたヨ!といっても9:30だけど(爆)。大和→新宿は当然のようにロマンスカー使用、新宿からは都営新宿線で森下へ直行。
森下駅 のらくろード入口
左:都営地下鉄森下駅 A6出口 右:森下駅からちょっと歩いたところにある「高橋商店街 のらくろード」入口

のらくろの作者・田河水泡は幼年期〜青年期を江東区ですごしたらしく、遺族から作品や書斎机などの遺品が江東区に寄贈されたことから、森下文化センターに「田河水泡・のらくろ館」が開設されたんだそうだ。その文化センターのある高橋商店街も、街おこしで通りを「のらくろード」と名前をつけたようだ。小さな商店街ではあるが、いたるところにのらくろの絵が描いてあったりして、街の一体感みたいなものが感じられた。
のらくろ接骨院
でも入っていきなり「のらくろ接骨院」なのは、申し訳ないけど笑ってしまった。やっぱね、お年寄りが多いだろうし。
高橋商店街歩行者天国
お休みだからか歩行者天国をやっていた。

行った時間帯が中途半端だったからか?わからないけれども、あんまり人出はなく、ちょっと寂しいホコ天であった。こういうちょっと寂れたまつり大好きな私は思わず歩を遅めて観察に入ってしまうのだが、何も買わないので急に申し訳なくなってしまい、早々に立ち去る。
森下文化センター入口
歩行者天国を過ぎてしばらく行ったところに森下文化センターがあり、館内に「のらくろ館」がある。入館無料。
のらくろ館入口
ややふんぞり返り気味ののらくろがお出迎え。「のらくろ館」はそれほど広くはなく、ザッと見れば10分ほどで回れるくらい。

私は高校生の頃、友人から現代仮名遣い版の「のらくろ」をかしてもらい、読み、そして「泣いた」(トモロヲ風)というか、大きな影響を受けた。落語・寄席みたいなもののおもしろさをおぼろげながらも理解していたつもりの私にとって、田河漫画はもっともダイレクトに入ってくる「笑い」であった。そして一番のお気に入りは「のらくろ喫茶店」。当時読んだ戦前の作品はあまり記憶に残っていないんだけど、喫茶店は何度も繰り返し読んだ。なにせ私は戦中の人ではないので、きっとそういう点で最も身近に感じたんだとは思うけれども、何より、ものすごくキレイな「のらくろ作品の締め」だと思った。今日のらくろ館を訪れているのも、実は「喫茶店をもう一度読みたい」その一心だったりした。残念ながら喫茶店については、のらくろ略歴で簡単に紹介されていただけであったが、それだけでもツーンときた。館内ではのらくろ再版の署名をしていたので、「喫茶店が読みたいです」と署名してきた。現地にはそういう訳で喫茶店はなかったけれども、その他の作品はいくつか読める状態で置いてあったので、大陸へ行ったあたりを読んだ。ううん、やっぱりイイ‥思わず読みふけってしまい時間を忘れそうになってしまったので、いいかげんなところで読むのはやめて館を後に。結局「また読みたい」感だけ上昇という結果になってしまったなぁ。高校の時は売ってたから買っとけばよかった‥といっても高くて買えなかったんだよネ。まぁでも、なかなか有意義なひとときを過ごせた。

森下からは大江戸線で両国に出、総武線に乗り換えて秋葉へ向かう。
両国駅にて
相変わらず江戸東京博物館はデケーなどといいつつ、秋葉からはふたたび乗るTXでサンさんの待つ「みどりの」駅へ。実は昨日、サンさんのぶんの熊谷鍵も作ったので、早速渡しに行くのだ。

TXに乗るのは去年以来で二度目‥だったかな、ともかくほとんど乗っていない。特に秋葉から乗るのははじめてである。バッチリ窓際キープで外の景色を眺めつつ‥と思ったんだけど、日の差す側に座ってしまいちょっとアチー(爆)。それにしてもTXは飛ばすね。関東最速の誉れ高い京王をもしのぐ勢いでは?と思ったけど、まわりの景色がひろびろしてるもんで(笑)あまりスピードを感じにくい“気”もする。
TXみどりの駅
みどりの駅に到着、駅周辺は、前回に来た時よりはいろいろ出来上がってきていた。“気”がする(笑)。迎えにきてもらった状態のサンさんと、今回もまたS/T R408へ。
セイタイトーR408
「マカレナ」の文字が気になるS/T R408入口周辺。

‥って来たものの、もう土浦ナンバーは作っちゃったし、BG4やり出すと一人で延々問い詰めてしまうのでほどほどにし、「太鼓やりたい」と別のゲセンにつれてってもらったりと、ワガママ言い放題。どうもすんません。で、また今回もファミレスで長時間ダベりしかも前回と同じ席(笑)。その後はまだ明るいウチに帰らせてもらった。サンさんいつもありがとうございます。また行った時はヨロシク(爆)。

後はサッサと帰ればいいんだけど、せっかくこんな遠くまで来てるのにモード炸裂。前回は流山から野田線に乗ったりしたので、今回は関鉄デビューでしょ!と、守谷から関東鉄道常総線に乗り換え。
関鉄常総線 守谷駅
関鉄はパスネットを導入していないのでほとんどノーマークだったんだけど、ディーゼルは味があるねェ〜。乗客もいきなり「T.R.D.-GUY」ってカンジの若者集団がいて、ちょっと恐かった。ちなみにT.R.D.とはおなじみのトヨタのアレではなく、取手(笑)。その取手まで行って、常磐線快速に乗り換え、松戸で各駅に乗り換えて綾瀬で途中下車。ぶらり道の神髄をこんなところで発揮したのは、以前から行ってみたかったT/I 綾瀬に寄ってみたかったため。AYSはYYGと同じく店内明るくあまりうるさくない、こぢんまりとしたほのぼの系のお店だった。そんな中、BG4は1台あって音量大きめ。構わずルーテシアを問い詰めまくってしまったが、場の雰囲気には合ってなかったよナ(苦笑)。AYSには駅前のイトーヨーカドーの中にもタイトーのお店があるらしく、そっちも見てみたかったのだが時間も遅くなってしまい断念。

綾瀬からは北千住に出、東武線直通中央林間行きでブチ抜き乗車。尻が痛くなるかと思ったけど、乗り慣れた通勤電車だからか、北千住→中央林間くらいでは尻痛に悩まされることはなかった。うたたねもできて気分も爽快。約12時間のぶらり旅だったけど、あまり疲れもなく、ホントのんびりできた。やはり電車の旅はイイね!でも車も乗りたい(苦笑)