e の acute

e'

↑これは画像ですが(よりによってこんな例(^^;)、いわゆる「e」の上に「´」がのっかってる文字(ここでは便宜上「e'」と表記します)を、なんとかテキストのみで表現できないかと以前から調査を進めていました。シャンゼリオンはともかく、三つ子ちゃんは書く機会が多かろうと思って(笑)。

で、最初に思いついたのが「『e'』のコードを直接書き込む」という極単純な方法。最初にこんなのを思い付いてはイカンとはわかっているんだけど、私はホームページをS-JISで書いている時点で開き直っているのでそのまま進む(爆)。

私はMacintoshを使っているのだが、Macにインストールされる欧文フォント(Timesなど)を調べて見ると「e'」は「8E(HEX)」であった。これはS-JISの1バイト目に相当する値なので、例えば「e's」と書いたとすると「8E73(HEX)」となり、これはS-JISで「市」なのである。だから「Les tripl市」と日本語フォントで書いた後、表示を欧文フォントに変えると「Les triple's」と表記されるのである。
(「Change'rion」は「Chang屍ion」。なんか言いえて妙(笑))

わりと簡単に解が見つかった、と御満悦でHTMLを作成。丁寧なのか極悪なのか(笑)、<FONT FACE=...>まで付けて欧文フォントを指定してみた。

<市、屍を使った例>
 Les tripl市
 Chang屍ion

当然Mac上では「Les triple's」「Change'rion」と表示される。

んが、Win95でやってみたら「Les tripl□s」←こんな風になってしまった。どうもMacとWinでは「e'」の割り当たっているコードが違う様である。

下表はMacとWinの「e'」にまつわる調査結果である。

Character HEX Code (S-JIS)
Win Mac
e' E9 8E
r 72
s 73
e'r E972(駻) 8E72(屍)
e's E973(駸) 8E73(市)

Winに於いて「e'」は「E9(HEX)」であった。これもS-JISの1バイト目なので「e's」と書くと「駸」となる。読めん(笑)。

<駸、駻を使った例>
 Les tripl駸
 Chang駻ion

今度はWinで正しく表示された。しかし当然のことながらMacでは正しくない(この場合「Les triplE's」と表示される)。そもそもコードが機種によって異なる時点でこの案はボツである。

それにここまでの例でお気付きのWinユーザもいるかと思うが、どうも<FONT FACE=...>が効いていない。WWWブラウザの文字コードセットを「欧米」(ISO-8859-1)にすると適用されるっぽいんだが、これでは意味がない(ちなみにMacのNavigatorは文字コードセットに関係なく<FONT FACE=...>が効く様子)。

結局振り出しに戻ってしまい、はてさてといろいろ調査をしていたら、HTMLの特殊文字(「&lt;」と書くと「<」と表示されるアレ)の中に「e'」があるのが判明。「&eacute;」と書けばいいのである。

ぬわ〜んだ簡単じゃ〜ん、と突如横浜弁&またも御満悦でHTMLを作成。これなら<FONT FACE=...>も不要だろうと思ってつけていない。

<&eacute;を使った例>
 Les triplés
 Changérion

‥あら?「Les tripl?s」「Chang?rion」って何じゃらホイ。全然表示されないではないか〜!!といろいろやってたら、先程もちらっと触れた「文字コードセットを欧米」にすることにより「e'」が表示された。どうやら日本語の文字コードセットでは「&eacute;」は「?」になってしまう様だ。

文字コードセットを、ブラウザの設定に関係なくHTMLで指定することは可能である。<HEAD>〜</HEAD>の中で以下のように書けばよろしい。

<META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html; charset=ISO-8859-1">

んがしかし、この指定によってそのページ全体を「欧文」とみなすことになってしまい、それでは意味がナッシングなのだ。日本語との共存をめざしていたのだからこれではダメ。それに今回は調査していないが、unixなどMac/Win以外のプラットフォームでも調べてみないといけない。

という訳で、

 【現時点での結論】画像使う(泣)

と結局こうなってしまった。トホホ〜。誰かいい方法知ってたら教えて下さい(笑)。


2005/3/3 追記: なんてな調査をしてから7年以上たちましたが、現状では&eacute;を使った例でちゃんと見えてますね。